長い黒髪の女が、バシバシと桃妃ちゃんの背中を叩く。


「えっ?」


桃妃ちゃんがこちらを振り返ったとほぼ同時に、彼女の机に両手を叩きつけた。


「桃妃ちゃん!オレ、諦めないからっ!!」


「ホへッ!?あ、明智君!?」


「オレ君の事手に入れる!!オレ以外の男のものになるなんて、絶対許さないから!!」


矢継ぎ早に言葉をブチまけるオレを、桃妃ちゃんは目と口を丸く開けて凝視。


「てなワケで、桃妃ちゃんに手出したヤツ、全員容赦しないからな!!」


強引と言われ様が何だろうが!


絶対振り向かせて見せてやるーーー!