「アリシア…?」

「えっ?!」

「アリシアなのか…?びっくりしたぞ?どこにもいないから…。」

「ラルフ様…。ごめんなさい。」

最近では、アリシアも落ち着いてきた。

穏やかに過ごしていた。

残り五ヶ月…。既に、一ヶ月立っていたのだ。

「どうしてこのようなところに?」

「寝所に戻ると、君がいなくてね…?」

「本当にごめんなさい…。」

ラルフは、クスクス笑う。

「いいよ。君は、美しいから。」

アリシアは、胸がドクンッとなるのが聞こえた。これは何…?