‐Flower Grden of EDN‐

「ま~、いたはいたけど、俺も幼かったし、そう詳しくはわかんねーぞ?」


「いいんです!教えてください!!お願いします!!

・・・・で、その人、同級生じゃなかったですよね?」


同級生?


「い~や、年上だったよ。同じ学校の一個上の先輩。

えっと、そうそう、お前も名前ぐらいは知ってるだろ?北区にある東野森メンタルクリニックの次男坊」


匠は最後まで聞き終わると、「良かった~」となぜか安堵の表情を浮かべた


「なにがいいんだよ?」


「実は俺、自分の叔父さんが元彼じゃないかって思ってて///」


匠は恥ずかしそうに言った

先日、叔父さんが李生と同級生だと知って

その時のふたりの様子が少しぎこちなく感じたという

だけど、叔父さん本人に確かめる勇気もなく

ずっと誰にも聞けずにモヤモヤ落ち着かなかったのだと言った