『李生、俺はお前が勇気を出して俺に言ってくれたことはすごく嬉しかった。
それに俺は別に教師を辞めたわけじゃないし、お前に償ってほしいとも思ってない。
ただこれだけはお願いだ。学校だけは辞めるな』
「先生・・・」
『俺は、お前にちゃんと卒業して欲しい。仮に俺になにか償ってくれるつもりならできるだろ?
お前の苦しみをどうすることもできなかった俺に、なにも言う権利がないのはわかってる。
だけど、周りをよく見てみろ。お前が思うように、周りは悪いやつばかりか?』
わたしは視線だけを柚希に向けた
柚希は持て余した手で、時より川原に小石を投げている
「・・・・たぶん、ちがう」そんな気がする
先生は”またな、元気でいろよ”と言った
わたしも”また、先生も元気で”と携帯を耳から外した
あんなに話したいことがたくさんあったはずなのに、ほんの数分で坂野とわたしの会話は終わった
だけど、わたしの心はとても穏やかだった
坂野を想っていた気持ちもすんなり、”思い出”という箱にしまえた気がした
それに俺は別に教師を辞めたわけじゃないし、お前に償ってほしいとも思ってない。
ただこれだけはお願いだ。学校だけは辞めるな』
「先生・・・」
『俺は、お前にちゃんと卒業して欲しい。仮に俺になにか償ってくれるつもりならできるだろ?
お前の苦しみをどうすることもできなかった俺に、なにも言う権利がないのはわかってる。
だけど、周りをよく見てみろ。お前が思うように、周りは悪いやつばかりか?』
わたしは視線だけを柚希に向けた
柚希は持て余した手で、時より川原に小石を投げている
「・・・・たぶん、ちがう」そんな気がする
先生は”またな、元気でいろよ”と言った
わたしも”また、先生も元気で”と携帯を耳から外した
あんなに話したいことがたくさんあったはずなのに、ほんの数分で坂野とわたしの会話は終わった
だけど、わたしの心はとても穏やかだった
坂野を想っていた気持ちもすんなり、”思い出”という箱にしまえた気がした


