夏の終わりの、夕暮れの川原は冷たい空気を運んでくる
悪戯にスカートの裾を時より揺らしては、足元を冷やしていく
柚希は携帯でしばらく話した後、李生にそれを渡した
李生は柚希から受け取った携帯を耳に当てた
先程まで柚希が当てていた耳の温もりが、冷えた耳に温かい
柚希は、そっとそこから離れた場所に移動して腰を下ろした
わたしはそれを確認するかのようにして、話しだした
「・・・・先生?李生です」
『李生か、久しぶりだな。元気か』
携帯の向こうから、坂野の案外元気そうな声が聞こえてくる
「・・・・うん。先生は?」
『おう、俺も元気だ。心配すんな』
「先生・・・、わたしのせいで学校辞めさせられたの?」
『・・・・お前に嘘は言いたくないから否定はしないけど、それだけじゃないって。
李生はなにも気にすることはない。
だけど、ごめんな。本当は俺がお前を最後まで助けてやらなきゃいけなかったのに、途中で投げ出すみたいに辞めることになってしまって』
「ううん、いいの、わたしこそ本当にごめんなさい。
わたしが先生に学校辞めたいだなんて言わなかったら、先生に迷惑かかることなかったのに。
わたし、どう償ったらいいかわからない。
先生、わたしこれからどうしたらいい?」
悪戯にスカートの裾を時より揺らしては、足元を冷やしていく
柚希は携帯でしばらく話した後、李生にそれを渡した
李生は柚希から受け取った携帯を耳に当てた
先程まで柚希が当てていた耳の温もりが、冷えた耳に温かい
柚希は、そっとそこから離れた場所に移動して腰を下ろした
わたしはそれを確認するかのようにして、話しだした
「・・・・先生?李生です」
『李生か、久しぶりだな。元気か』
携帯の向こうから、坂野の案外元気そうな声が聞こえてくる
「・・・・うん。先生は?」
『おう、俺も元気だ。心配すんな』
「先生・・・、わたしのせいで学校辞めさせられたの?」
『・・・・お前に嘘は言いたくないから否定はしないけど、それだけじゃないって。
李生はなにも気にすることはない。
だけど、ごめんな。本当は俺がお前を最後まで助けてやらなきゃいけなかったのに、途中で投げ出すみたいに辞めることになってしまって』
「ううん、いいの、わたしこそ本当にごめんなさい。
わたしが先生に学校辞めたいだなんて言わなかったら、先生に迷惑かかることなかったのに。
わたし、どう償ったらいいかわからない。
先生、わたしこれからどうしたらいい?」


