「いいの!ちょっと受験勉強の気分転換に、カラオケ行こうかって話になっただけだし、もともと俺乗り気じゃなかったから。
それに、俺にとっては李生とのデートが大事!」
「デートって・・・」
そんな大それたものをしようと匠を誘ったわけじゃない
だだ自分の馬鹿な行動を匠に癒してもらいたかっただけなのに
匠は李生が自分の腕をつかんでいるのをいいことに、その手をぐっと引き寄せた
「今日は、珍しい色のマニュキュアしてるね。なんだか李生の手じゃないみたい」
「え・・・、ああ、たまに、はね。似合わない、かな?」
どきりと胸が鳴った
「ううん、綺麗だよ。なんかすっごい大人っぽい」
匠のためにつけた色じゃないのに、そんなに褒めたりしないで
「そ・・・よかった、、、」
「冷たいね、李生の手。やっぱりあれは本当だと思う」
「あれ・・・・?」
「そう、あれ。優しい人は手が冷たいってよく言うじゃん」
「ま、ね」
匠、それはきっと嘘だよ
わたしの手が冷たいのは心が冷たいからだよ
あなたに温めてもらう資格などないほどに
それに、俺にとっては李生とのデートが大事!」
「デートって・・・」
そんな大それたものをしようと匠を誘ったわけじゃない
だだ自分の馬鹿な行動を匠に癒してもらいたかっただけなのに
匠は李生が自分の腕をつかんでいるのをいいことに、その手をぐっと引き寄せた
「今日は、珍しい色のマニュキュアしてるね。なんだか李生の手じゃないみたい」
「え・・・、ああ、たまに、はね。似合わない、かな?」
どきりと胸が鳴った
「ううん、綺麗だよ。なんかすっごい大人っぽい」
匠のためにつけた色じゃないのに、そんなに褒めたりしないで
「そ・・・よかった、、、」
「冷たいね、李生の手。やっぱりあれは本当だと思う」
「あれ・・・・?」
「そう、あれ。優しい人は手が冷たいってよく言うじゃん」
「ま、ね」
匠、それはきっと嘘だよ
わたしの手が冷たいのは心が冷たいからだよ
あなたに温めてもらう資格などないほどに


