・・・・コンビニに入って18分


もう、ここで粘るのは、わたし的に限界



・・・・・バカみたい



さほど飲みたくもなかったが、温かいジャスミンティを買って、とうとうコンビニを出る


ジャスミンティを持つ手の、赤に近いローズ色のマニュキュアがやけに浮いて見える



・・・・バカみたい



普段しないような色を身につけて、何を期待していたのだろう

何度も彼に会った時の会話を頭の中でシュミレーションして、妄想も大概にしないと


李生は自分の馬鹿さ加減に、深いため息をついて


キリリ・・とペットボトルの蓋を取る

一口くちに入れると、ほのかにジャスミンティの優しい香りが、冷たい喉を通っていく

ジャスミンティが温かかったのがせめてもの救いだった




・・・・・わたしの、馬鹿