「なるほど、もしかしてふたりはそういう関係(笑)」


わたしの視線が刺さる中

柚希は顔をくしゃっと崩して笑った



・・・・・・・わたしの


負け・・・・・?




「チガ「なわけないじゃん」




え・・・・・


わたしが「違う」と否定しようとした瞬間、匠がその上をさらに上書きした


「でも、だからってホント先生を誘惑しちゃダメだからね!!柚くん!!」



・・・・・匠


わたしは匠の機転に少し驚いた

いつもはあんなにわたしとの関係を他に言いたがっているのに・・・・



「はいはい、ではさようなら。ふたりとも。

俺はこれからフラワーアレンジメントの教室があるから店閉めるし、さっさと出た出た。

あ、片田、週二回ここの4階でフラワーアレンジメントの教室やってるから、興味あるなら来てみなよ。歓迎するから。

ちなみに、そのブルーローズの銀ラメずっごい人気あるんだよね。片田にも喜んでもらって嬉しかったよ。またいつでも来て。待ってるから」