「いいよ、何が欲しい?」


さっき飛び跳ねた胸のカエルは、今は連打するドラムの上のビーンズのように
ドドドドドドドドと細かく弾ける



・・・・わかってる、君が欲しいもの

だけどわたしにもご褒美をちょうだい



「セン・・李生」


あなたのその声を、もっと聴きたいの


ちょっと高めの

だけどもう少しで完全なオトコになってしまいそうな

そんな危うい声を

・・・わたしの耳元で囁いて



「李生、好きだよ」



わたしも好き


”あなたのその声が”