「んじゃさ、花屋行けよ」


「え・・・」


「そ、Flower Garden of EDNっていう花屋なんだけど、そこの伊藤さんっていう店長に話してみろよ。
姉貴がそのカフェに居るって言ったのもその人だし、あの人ならちゃんとしたこと教えてくれてくれると思う」


「・・・・」


電話口の向こうの匠は黙ったままだ


「おい、どうした、聞いてたか今の」


「・・・ハイ」


急に声色が低くなった匠に違和感を持ちつつ、東吾は続けた


「んじゃ、後から場所メールすっから」


「・・・・いえ、大丈夫です。・・・俺、その花屋よく知ってますから」


”伊藤さん”・・・柚くんのことも、、、、


「・・・あ、そうなの?」


「ハイ、先輩、忙しいのにありがとうございまいた、じゃ」



匠が話を終わらせようとした時、「あのな!!匠」と東吾は電話が切れる間際に慌てて言った


どうも匠の様子がおかしいし、東吾自身確かめておきたかったことがある