#15
「チッ、」
桑田瑠璃(クワタ ルリ)は、勢いよくソファに座り込み舌打ちをした
そしてすぐに前かがみになり、イライラしながら親指の爪をカチカチと噛んだ
そんな瑠璃の隣に腰掛け、肩を抱く男がいた
「こらこら、そんなに爪噛んだらせっかくのネイル剥げちゃうよ?」
優しげに言ったのは、このホストクラブでNO.2の聖(ヒジリ)だった
瑠璃は、時々こうしてclub passionne'met(クラブ パスィオネマン)に来ては聖を指名した
「いいのよ!別に!」
瑠璃は不機嫌に言うと、聖の腕を自分の肩から剥がした
「ひどいな~、瑠璃がなんだか落ち込んでるみたいだから慰めてあげようかと思ったのに」
聖は少し困ったように笑ったが、すぐに瑠璃にハイビスカスティを勧めた
「いらない!今日はお茶なんか飲みたい気分じゃないの!なんでもいいからお酒ちょうだい」
「こらこら、お子様が何言ってる?パパに言いつけちゃうぞ」
「パパなんて大嫌いよ!」
瑠璃は、ぷいっと横を向いて、仕方なしにハイビスカスティを口にした
「チッ、」
桑田瑠璃(クワタ ルリ)は、勢いよくソファに座り込み舌打ちをした
そしてすぐに前かがみになり、イライラしながら親指の爪をカチカチと噛んだ
そんな瑠璃の隣に腰掛け、肩を抱く男がいた
「こらこら、そんなに爪噛んだらせっかくのネイル剥げちゃうよ?」
優しげに言ったのは、このホストクラブでNO.2の聖(ヒジリ)だった
瑠璃は、時々こうしてclub passionne'met(クラブ パスィオネマン)に来ては聖を指名した
「いいのよ!別に!」
瑠璃は不機嫌に言うと、聖の腕を自分の肩から剥がした
「ひどいな~、瑠璃がなんだか落ち込んでるみたいだから慰めてあげようかと思ったのに」
聖は少し困ったように笑ったが、すぐに瑠璃にハイビスカスティを勧めた
「いらない!今日はお茶なんか飲みたい気分じゃないの!なんでもいいからお酒ちょうだい」
「こらこら、お子様が何言ってる?パパに言いつけちゃうぞ」
「パパなんて大嫌いよ!」
瑠璃は、ぷいっと横を向いて、仕方なしにハイビスカスティを口にした