-柚くん

俺は柚くんを

誤解、

してたのかな-




見上げた空はどこまでも澄んで


青すぎて


青すぎて


いつかのブルーローズを思わせた



「・・・李生、・・・会いたい、なのに、なんで




・・・会えないんだ」




匠の中に


青い空とは裏腹の


黒い雲が広がろうとしていた