‐Flower Grden of EDN‐

「・・・わたし、高校を卒業してしばらくして志紀先輩から別れを告げられたの。別れって言っても、本当の恋人同士じゃなかったから、その言い方は正確じゃないのかもしれないけど。

でもね、その時わたし正直ほっとしたの。”あ~、やっと開放された~”って。
わたしの先輩の猫としての役割は終わったんだ~って。

だけど、わたし、先輩と別れてもちっとも恋愛なんて出来なかった。
だって、わたしの中にはずっと柚希くんがいたから。
でも、ずっとわたしだけだって、思ってきた。
こんな風にずっと好きなのはわたしだけだって。
柚希くんは、もうわたしのことなんて忘れて、いっぱい恋して彼女つくって幸せに過ごしてるんだろうな~って。

だから、わたし、寂しくて、でも、柚希くんが忘れられなくて
柚希くんと似ている人ばかり、追いかけてた。
バカだよね、でも、わたしの知ってる柚希くんって、高校時代の柚希くんだけなんだよ。
だから、その頃の柚希くんと似てる人にばかり目がいっちゃって。

・・・・・匠は、、、、匠は、あの頃の柚希くんにとても似てた、、、、


ごめんね、、、、柚希くんの甥っ子だなんて、知らなくて・・・・

幻滅、されても、仕方ないよ、、、、明日、・・・服が乾いたら出てくから、だから、、、、」



さっき、柚希と思い出話と、互の想いを確かめ合った時の笑みはもう李生にはなかった

柚希と想いが通じ合えたのは嬉しい

だけど、匠を傷つけた報いは、この現実と別れることにあると李生は思っていた