‐Flower Grden of EDN‐

「クスクス、柚希、それずっと知りたかったことだろ?」


「・・・別に」


柚希は志紀に顔を覗き込まれて、堪らなく顔を背けた


「いいよ、教えるよ。だけど、ここだけの秘密だからね。

李生は俺の「やっぱいいです!!」


柚希くん・・・・


柚希は志紀の言葉を遮った


「やっぱ・・・いいです。答えなくても。

わかりました、俺、先輩に勝ちます。で、片田のこと自由にします」


「クスクス、柚希は面白いね~、でもそれは俺に勝ってから言わないと、李生ががっかりするよ?」


「・・・先輩、いいから早く始めましょうよ。

今日の先輩、口数が多いですね。少し黙ったらどうですか」


柚希の声色が低くなった

そうして瞳が鋭く志紀を睨んでいるように李生には見えた


・・・・どうしてこんなことになってる、、、、?

この勝負、わたしはどっちに勝って欲しい、、、、?




「はははは、柚希に怒られた(笑)

じゃ、はじめよっか?李生」


志紀は、柚希の殺気にみちる雰囲気を楽しんでいるようだった

その様子がまた柚希の闘志を沸騰させた


李生は、そんなふたりを不安に見つめるしかできなかった