‐Flower Grden of EDN‐

そして、わたしが柚希に想いを残してしまったのも

志紀先輩の「彼女」になったからだ


わたしは、柚希と全く話さなくなった

それは柚希も同じだた

わたしたちは何らかの空気を感じていた



”志紀先輩は、わたしの柚希に対する想いを知っていた”?

本当は、そう最初から知っていてわたしに近づいたのではないかと、後のある出来事で思ったこともある

ただあの時も

選択したのはわたしだった、紛れもなく自分だった



柚希は、志紀先輩と同じ剣道部だった

わたしは、志紀先輩の帰りを待つふりをして、いつも練習中の柚希を見つめていた

それでも、志紀先輩に気づかれないよう、自分では配慮したつもりだった

志紀先輩と柚希の競り合いは、練習にもかかわらず手に汗を握って見入った

どちらを応援するでもなく、ただ彼らはとても勇ましくわたしの心を魅了した