わたしはその日から、志紀先輩の
”オリオン”になった
彼女でもなく、友達でもなく、ただ志紀先輩の守りたいものになった
表向きは「彼女」だったが、それはわたしを守るべき手段でしかなかった
志紀の時より笑う「クス」という声は、いつも悲しい音を奏でた
それでも、志紀は優しかった、
悲しいぐらい
優しかった
わたしが志紀先輩の「彼女」になってから
わたしへ対する嫌がらせは、綺麗さっぱりなっくなった
笑ってしまいたくなるほどの鮮やかさだった
それほど、志紀先輩の影響は大きかった
ただ、わたしの代わりに今度は愛子が嫌がらせを受けるようになっていた
そもそも愛子の彼氏のことが原因で、わたしが嫌がらせを受けることになったのだった
真実などどうでもいい、そうやってターゲットを移していく
結局、彼女らは誰かをそうすることでしか、仲間の結束を保てなかったのだ
わたしは愛子に手を差し伸べなかった
わたしも彼女らと同じなのだ
許せなかったのだ、わたしが受けた仕打ちを
なにもかも許して分かち合うことなど出来ないのだ
”イジメじゃないイジメ”
けしてその深い傷は癒えることはない
だからかもしれない、もう10年近く経つのに、時々この頃の嫌な思い出に心が苛まれ、穏やかでいられなくなるのは・・・
”オリオン”になった
彼女でもなく、友達でもなく、ただ志紀先輩の守りたいものになった
表向きは「彼女」だったが、それはわたしを守るべき手段でしかなかった
志紀の時より笑う「クス」という声は、いつも悲しい音を奏でた
それでも、志紀は優しかった、
悲しいぐらい
優しかった
わたしが志紀先輩の「彼女」になってから
わたしへ対する嫌がらせは、綺麗さっぱりなっくなった
笑ってしまいたくなるほどの鮮やかさだった
それほど、志紀先輩の影響は大きかった
ただ、わたしの代わりに今度は愛子が嫌がらせを受けるようになっていた
そもそも愛子の彼氏のことが原因で、わたしが嫌がらせを受けることになったのだった
真実などどうでもいい、そうやってターゲットを移していく
結局、彼女らは誰かをそうすることでしか、仲間の結束を保てなかったのだ
わたしは愛子に手を差し伸べなかった
わたしも彼女らと同じなのだ
許せなかったのだ、わたしが受けた仕打ちを
なにもかも許して分かち合うことなど出来ないのだ
”イジメじゃないイジメ”
けしてその深い傷は癒えることはない
だからかもしれない、もう10年近く経つのに、時々この頃の嫌な思い出に心が苛まれ、穏やかでいられなくなるのは・・・


