「ねー。ちーは、好きな人居ないの??」
え!?
なんで急にそんな話題から入るの・・・。
視界の端っこで楓我がこっちをみてるのが分かる。
楓我の前でそんな話ししたくないよ・・・。
「ちー?」
聞いちゃだめだった?って言いながら不安な顔をしたさっちゃん。
何て言おう。
いないって言ったら楓我が・・・。
いるって言ったら誰ってなる。
「何困ってんの。居ないんだろ」
横から楓我の声がした。
びっくりして楓我を見ると、楓我は目を細めていて、あたしをにらんでいるように見える。
怖い・・・。
もしかして、怒ってる?
「中冨くん、ちーのこと教えてよ!」
さっちゃんたら、また余計なことを!
楓我は楓我で、一瞬あたしをみてニヤリとした。
「ちょ、楓我?!なに言うつもりよ!!」
って叫びながらも、楓我が怒ってないということに安心していた。
「なになにー?俺も話入れてくれや!」

