華やかな世界なんて夢を見たことはなかった。 輝きたいとか。 大輪のバラのように。 キレイに咲き乱れたいとか。 そんな夢を持ち合わせたこともなかった。 ただ… ひっそりと咲く。 小さな名もない一輪の花で良かった。