中に入ると、やっぱり中も大人っぽい感じで、 おとなしい景色だった。 「俺はコーヒー頼むけど、黒瀬もコーヒーにする?」 「あっ…私、コーヒー苦手で…」 「じゃあ、ココアと紅茶、どっちがいい?」 「こっココアでっ…!!」 日野くんはにかっと笑うと先座っててといって 注文をしにいった。 私は席を探して、窓側の店のはじの席に座った。