"幸せ"を届ける人が幸せであれば、世界はもっともっと幸せになると思う。
俺はポケットに入っていた羽根を取り出す。
そして、それを穏やかな風に乗せる。
空に舞い上がった羽根は、太陽の光に照らされて七色に輝いた。
「あ…羽根っ」
俺が飛ばしたことに気づいてないのか、莉子がそれを見て幸せそうに笑った。
「…天使が見てくれてるのかもよ」
空を見て、呟いてみる。
半分冗談、
半分は本気。
何よりも…
"幸せ"であってほしいと願っているから。
遥か遠くで微笑んでくれている、
大切な人が。
Dear.
My little angel
-fin-

