不良だらけの危険なバイトッ☆


「どうだろうな、それは加奈子だったかもしれないし…


もしくは…


本当の天使だったのかもしれないよ?」


「えっ!?天使っているの」


「…いるよ」


「天使かぁ…」


本気で驚いている莉子に笑いが止まらなくなる。


純粋でもそれじゃあ詐欺に引っかかりそうだな。


ずっと笑っている俺を見て莉子が「ひどいっ!」と頬をふくらました。


「ごめんって」


「ふふっ、いいよ」


もちろん莉子は莉子はすぐに許してくれて、笑顔を見せてくれた。


「…でも」


「ん?」


「ほんとに、そうだといいな。


泣きそうな顔してたから、あの子が天使だったらきっと幸せになれるよね」


…予想外の答えに俺は目を丸くした。


天使は幸せを運ぶとは聞くけど、自身が幸せになれるってのは変わった発想だな。


けれども、


「そうだな…」


そうだといいと思った。