不良だらけの危険なバイトッ☆


丘をくだる途中、不意に莉子に呼びかけられた。


「加奈子さんもユキと同じ赤い目をしてるの?」


「そりゃ、兄妹だからな」


何を聞くかと思っていればそんなこと。


「あたしね、病院で、一度だけ赤い瞳をした女の子に会ったことがあって」


「へえ…」


それは初めて聞く話だな…。


「なんだろう、儚くて…天使みたいな女の子だったんだよね」


「天使って……」


そんな変なことを普通に言うから、思わずクスリと笑みが零れてしまう。


「今思えば…加奈子さんだったのかなって」


赤い瞳、


天使。


その2つの言葉で俺は確信する。