SIDE雪夜
「紹介するよ、この人は莉子。俺が愛してる奴で…これから一緒に生きていきたいと思ってる人だ」
風がなびく丘の上。
俺は莉子と、加奈子の墓参りに来ていた。
しばらくぶりのこの場所、そして…
「お前のことは絶対忘れないけど…俺も前に進むよ。ちゃんと幸せになるから…」
ずっと加奈子に伝えたかった言葉。
いつも俺のこと苦しめてるって、申し訳なさそうにしてたから。
少しでも安心させてやりたかったんだ。
ポケットの中には、あの時の羽根…そして、俺があげたネックレス。
手術が終わって、加奈子に初めて会ったとき、布団の中で握りしめてるのが見えた。

