不良だらけの危険なバイトッ☆


さっきまで病室にいたお兄ちゃんが歩いて行く後ろ姿が見えた。


ほんとはね…


お兄ちゃんが莉子さんと付き合うのが嫌だったわけじゃないの。


幸せになってほしいっていつも思ってるの…。


ただ…


さっきのお兄ちゃんの笑顔は思い浮かぶ。


握った両手にポタリと滴が落ちた。


ただ…ね。


「…ヒクッ…グス…」





離れることが寂しいの……





同じ世界にいられる時間が、あとどれくらいなのか…


笑顔を見られるのがあと何回なのか、


そんなことばっかり考えてる…。


加奈子はお兄ちゃんを苦しめることしかできないのに…


それでもずっと一緒にいたいの…。