私の嘘に疑いの色など1㎜も見せない、莉子さんはほんとに優しそうに微笑む。
「嬉しいです。ユキ君はクールに見えるけど、ほんとはすごく仲間思いで優しい人なんです」
クールなお兄ちゃんが、心を許している。
それがすごく伝わってくる。
「あたしもユキ君の笑顔がすごく好きで、いつも見ていたいなって思うんです」
莉子さんの笑顔が可愛くて…
そして…
お兄ちゃんのこと、誰より思ってくれるって伝わってきて…
この人なら、お兄ちゃんのこと、1番幸せにしてくれる。
そう確信したー…
なのに。
あれ…?
瞳の奥から溢れ出たものが頬を伝う。
なんで私は泣いているんだろう…。
「ごめんなさいっ…」
「あ、ちょっと!!」

