間違いない。 「莉子さん!!」 私は思わず呼び止めた。 「え…?なんで私の名前?」 振り返った莉子さんは不思議そうに私のことを見つめている。 「えーっと、あ、カフェで見たことがあって」 見え透いた嘘。 それなのに…。 「そうなんですね!来てくださって嬉しいです! うちのカフェの従業員もお客さんもほんとにいい人が多いですから!」 莉子さんは眩しいくらいの笑顔を見せてくれた。 「えと…私、雪夜くんのファンなんです」 「ユキ君の?」 「はい…」