「おい!!!」 莉子が俺に飛びついたその隙に、警察が清和を捕らえていた。 ガシャン…!! 手錠の音が、俺の計画の終わりを告げる。 これが結末…。 「…俺が死ねば、黒虎はなくなるのに」 唇を噛んだ。 「…隼人が死んだら何の意味もないよ」 莉子は瞳に涙を溢れさせながら、そう答えた。 「……お前には」 "ユキがいるだろ" 言葉が出てこなかった。 ユキは…。 俺の心情を察したかのように、莉子はうつむいた。 「ユキは…死んじゃったよ」