「なんで危険な場所に自ら行こうとするんだ!!」 「…っ」 「ユキが命に代えてまで守り抜いてくれたこと、わかってるのか!!」 肩を強く掴まれる。 こんな怖い服部さんを見たのは初めてかもしれない。 「ごめんなさい…っ」 目を反らしたくなる。 「でも… このままじゃ、隼人まで殺されちゃうっ!!!」 夢中でその手を振りほどこうともがいた。 失いたくない。 もう誰も… 失いたくない 形にならない想い。 届かない想いだけがただただ涙となって溢れ出ていった。