不良だらけの危険なバイトッ☆


「なに…?」


「てめえらのやってる、汚いことを終わらせるだけだ」


「汚いこと…ねえ」


清和がギロリと睨んできた。


「……面白い」




────・・・

SIDE雪夜


「…っふは」


夢中で水から顔を出した。


…なんとか川に飛び込めたみたいだ。


莉子は気を失っているようだった。


もう一度、強く抱き寄せる。


傷口からは血が止まらない。


体の感覚は、もうほとんど消えてしまっている。


…やばい。


直感でわかる。


でも…


何があっても守ってみせる。


隼人がいる方向のビルをもう一度見た。


この約束だけは…


俺の命に代えても果たすから……