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SIDE隼人
「どういうつもりだ、隼人」
清和が冷たく、俺を睨みつけた。
「見たとおりだよ。莉子を逃がした、それだけだ」
「お前、俺の言ったことを忘れたのか?」
「…忘れるわけないだろ」
莉子を連れ戻せと言われたから、
莉子を逃がしたんだ。
「この……裏切りやがって…」
清和の苛立ちは頂点に達している。
もう、ここから逃れる術はないだろう。
総勢100は超えてる。
1対100ってことか。
勝算なんかあるはずもねえ。
でも…
俺は決めたんだ。
「俺は今日、黒虎を壊滅させる!!」
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