不良だらけの危険なバイトッ☆


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SIDE隼人


「どういうつもりだ、隼人」


清和が冷たく、俺を睨みつけた。


「見たとおりだよ。莉子を逃がした、それだけだ」


「お前、俺の言ったことを忘れたのか?」


「…忘れるわけないだろ」


莉子を連れ戻せと言われたから、


莉子を逃がしたんだ。


「この……裏切りやがって…」


清和の苛立ちは頂点に達している。


もう、ここから逃れる術はないだろう。


総勢100は超えてる。


1対100ってことか。


勝算なんかあるはずもねえ。


でも…


俺は決めたんだ。


「俺は今日、黒虎を壊滅させる!!」