不良だらけの危険なバイトッ☆


「俺と…っ、同じ理由?」


目の前の隼人は、まるで昔の俺のように苦しそうな表情だった。


「あぁ、俺は黒虎を作った男の実の息子だ」


「……っ」


「本当、勝手な話だよな。親父が死んで、俺のこと捨てたくせに、内乱とか、都合のいい時だけ利用しやがって」


ため息を吐くように、笑った。


やっと…


やっと…話がつながった。


隼人が抱えた闇。


「隼人…」


そして


「あんな非情な組織があっていいはずない。奴らなら、莉子に何をするかわからねえっ…」


この仕事を引き受けた理由。


「だから…」


隼人が真剣な表情を向けた。


「俺は必ず、黒虎を壊滅させる



そして…」