切れ長の二重の赤い瞳の整った顔立ち。
び、美形…//
想像以上のイケメン具合に顔がかあぁっ//!と赤くなった。
あたしの太ももに頭を預けたままあたしを見上げる瀬戸君はすごく色っぽい。
こういう時って…
なんて言っていいかわかんないよ~!!
男慣れしていない自分を呪いたくなる瞬間。
沈黙のままただ時間だけが流れた。
そんな中最初に口を開いたのは瀬戸君の方だった。
「こいつ…誰?」
冷たい視線と共に響いた低い声。
…え。
瀬戸君は不機嫌そうにガンを飛ばしてくる。
あからさまに示された嫌悪の態度。
真っ直ぐの金髪の前髪から覗く赤みがかった瞳が鋭くあたしを睨んでいた。
こ、怖っ!!

