「無理」 隼人がニヤニヤしながら答える。 「なんでっ!!」 か、彼氏とか言ったくせに最低~!! 周りの皆も気まずそうにしていて、あたしは一人涙目。 「だってなぁ…」 「うん」 藤堂君達にもさっきのような元気がない。 まるであたしの膝に爆弾でもあるかのような雰囲気。 この男の人はいったい…? 「ユキの寝起きの悪さは尋常じゃないからな…」 マスターも困ったように腕を組んでいた。