マスターも隼人も服部さんも藤堂君も目を点にしてこちらを見る。
なななななななな…っ
もちろん一番びっくりしているのはあたし。
恐る恐る見た自分のひざ元にはさらさらの金髪の男の人が眠っている。
ガタガタと体が震えてきた。
でもそんなあたしに全く動じることなく男の人はすやすやと寝息を立てていた。
ひ、ひぇぇぇっ
恥ずかしさと焦りで顔が真っ赤になる。
だってこれはいわゆる…
膝枕ってやつですよね?
そんなの…無理!!!
「た、助けてくださいっ…」
涙目でマスターや隼人達の方を見るけれどみんな怪訝そうに顔を見合わせていた。

