「…ありがとぉ…っ」 ユキの制服をぎゅっと掴む。 不安がないと言えば嘘になる。 それでも… 後悔はしていない。 あたしが選んだ道を。 …選んだ人を。 だから守りたい。 この今を…、幸せを。 そのためにあたしは、何をすればいいのだろうか。 ドンッーーー!!! 「っきゃあ」 急に背中に何かぶつかった。 「おいてめえら、どこ見て歩いてんだよ」 背後から怒声が響きわたった。 辺りがざわつき、視線があたし達に集中する。