しかも… 「あ、起きた~?」 「もう大丈夫なの~」 隼人だけじゃない、沢山の男の子がかけよってくる。 …そうだ、あたし… さっき隼人に襲われかけて… ハイスピードに脳内を駆け巡っていく記憶に顔がみるみる赤くなっていく。 全てを思いだした時には 「い、嫌ぁーっ!!」 もう、叫ばずにはいられなかった。 「うるせー」 その横で隼人が耳を手で塞ぐ仕草をする。 誰のせいだと思ってるのよっ!! イラッとしながら隼人を睨みつけていると後ろからトントンと肩を叩かれた。 「莉子ちゃん」