試すような言葉。 沖田隼人の手が頬に触れた。 体がビクッとなる。 この男…あたしが断れないことを知っててそんなこと言うんだ。 いいのは顔だけじゃんっ。 ほんっと何から何まで最低…!! 泣きそうになりながら沖田隼人を睨みつける。 けど、どうすることもできない… 「沖田さんと…付き合います」 「契約…成立だな」 沖田隼人はクスッと笑った。 あぁ…終わった。 自分で言っておきながらもガックリと項垂れてしまう。