藤堂君との約束。 これはどうしても守りたいから。 でも藤堂君の大事なことだから言えるはずなんてない。 だから 「今日はどうしても無理なのごめん!!」 ダッ!!! あたしは返事を待たずに教室を飛び出した。 「莉子!!!」 隼人の叫ぶ声。 ごめんね、隼人。 今回だけは許してください。 ────・・・ 「藤堂君!!」 中庭に行くとすでにそこには藤堂君の後ろ姿があった。 「あ、莉子ちゃん」 振り返って笑顔をみせてくれる。 足元にはサッカーボールがあった。 「来てくれてありがとね」