天神学園高等部の奇怪な面々34

「『反撃はしないように言い聞かせておくから…例えば試合の直前にでも…一発だけ』」

悪びれもせず、龍太郎は翡翠を真っ直ぐに見据えて言う。

「……」

やや腫れた頬をそのままに、翡翠も別段怒りの色を見せない。

血相を変えているのは完璧超人だけ。

「始めろ龍娘。試合開始だ」

横目でチラリと完璧超人を見る翡翠。

何が何だか分からないが。

「言われんでも始めるわっ」

好きにしろと言わんばかりに、完璧超人は右手を振り上げた。

「タイマントーナメント決勝戦…はじめいっ!」