ドキドキと高鳴り始める心臓に、そんな
言い訳じみた理由をつけて、自分に言い
聞かせる。
でも、そうする間にも光弥は近づいてき
ていて、いつの間にか、少しでも動けば
、唇が触れてしまいそうなその距離にな
っていて、グッと息を呑む。
ああもう……心臓に、悪い。
ふと、光弥が、にやっと笑って、私の顎
に手をあてた。
人差し指と親指で顎を挟まれ、そのまま
ぐいっと顎を上に向けられる。
バチリ、と顔を上げた先にぶつかった、
光弥の瞳があまりに熱っぽくて、カアッ
と顔が熱くなっていく。
「そんなに言うなら、刺激的なお仕置き
……してやろうか?」
「……っ!!?」
妖しく微笑む光弥に、呑み込まれそうに
なってしまう。
それに、はるかに欲を含ませた、声も。
目が、離せなかった。
これ以上見つめていたら、どうにかなり
そうで怖いのに、何かの魔法にでもかか
ったみたいに、目が逸らせなくて。
そうして光弥を見つめていると、ちょっ
と目を見開いた光弥が、私のおでこをデ
コピンしてきた。
「いたっ!!」
光弥の力が結構強くて、じんじんするお
でこを押さえる。


