もうなんなのほんと。
光弥のせいで、知らなかった感情が、ど
んどん溢れてくる。
真剣な眼で見てくる光弥から逃れようと
、必死で身をよじるが、彼の力には到底
かなわない。
こんなにも私を束縛する光弥の意図がわ
からなくて、困ってしまう。
離して欲しいって目でも、言葉でも訴え
てるのに、どうして許してくれないの。
「言わないと……キスするから」
不意に、とてつもない甘さを含ませた声
が聞こえてきて、カアッと顔が熱くなっ
た。
「……!?」
───な、何を言い出すの、この人は!
思いがけない言葉に、びっくりしてしま
う。
どこからどう飛躍すれば、き、キスだな
んて……。
やっぱり光弥は、ちょっぴりエッチだ。
「言うのか、キスすんのか……どっちだ
よ」
答えを迫るように、更に近づく顔。
甘い光弥の吐息が、私の唇を撫でる。
「どっちもやだぁ…」


