【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済





そのまま両手を無理やり剥がされて、剥
き出しになる私の顔。



きっと、ひどく不細工になってるにちが
いない。



涙で、ぐちゃぐちゃで。


唇をぎゅっと噛み締めて、光弥を見つめ
れば、光弥の瞳が揺れた。



「お前───泣いてたの?」


「……」



そんなこと、素直に肯定できるわけもな
くて、ただ、黙りこんだ。



恥ずかしさと、苦しさに埋もれて、視線
を逸らす。



こんな泣き顔、光弥に見られるなんて。


こんな弱い所、光弥に見られるなんて。



やだ。見ないでほしい。


そう願うのに、光弥はそんな私の気持ち
も露知らず、じっと見つめてくるのがわ
かった。