腫れぼったくなってしまった目を見られ
たくなくて、ちょっと顔を背けた。
でも、そんなあからさまに不自然な行動
、無意味というか、逆効果だった。
「……んだよ」
不快そうにそう言った光弥は、手を伸ば
してきて、両手で私の頬を挟んできた。
少し強めに包みこんできたそれに、ビク
ッと肩が跳ねる。
そのまま上に持ち上げられそうになって
、慌てて両手で顔を隠した。
「やっ……!」
「何がやなんだよ。隠すんじゃねぇ」
か細い声でそう反抗しても、光弥は取り
持ってくれなくて。
不機嫌そうな低い声が、耳の奥を擽って
くる。
もうやだ。
もう、心ん中、ぐちゃぐちゃ。


