あの修学旅行から2ヶ月。 町はイルミネーションで満ち溢れ、すっかりクリスマスムードに呑み込まれている。 かくいう俺はというと、自分の不甲斐なさに呆れてる所だった。 それは、昨日の事。 □■□■□■□ 「はぁ? いい作戦?」 まあ、何の用事もないのに俺の家に夏希が来るなんて変だと思ってた。 夏希は図々しくも俺の部屋に突撃し、急にそんな事を言い出した。