トコトコと光弥のもとにいくと ぎゅっと抱き締められた。 洗剤のいいにおいが、 鼻をくすぐってくる。 「あー。 やっと触れた……」 「へへ…」 甘えん坊の光弥が 可愛くて、つい笑ってしまう。 案の定、 光弥はムッとしたように私を見下ろした。 「何笑ってんだよ……」 「だって、 光弥なんか可愛いんだもん」