真っ黒な傷んでいない、艶のあるストレ
ートに、驚くくらいに整った顔。
思わず女の子の私でさえ見とれちゃう。
すごい綺麗だな、って思う反面、ちょっ
とやだなって思う。光弥と会って、光弥
がみとれたら、とか。
夏希ちゃんが光弥を好きになったら──
なんて。
きっと、杞憂に過ぎないだろうけど。
こんなこと言ったら、光弥にからかわれ
るだけだろうから、絶対に言わないけど
。
でも、それでも……気になるんだ。
やっぱり想像してた通り、休み時間には
夏希ちゃんの周りは生徒で一杯になった
。
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