確かにそうだけど。
私は光弥に……"ぞっこん"なのかもしれ
ないけど。
だけどそれをさらりと言われると、なん
だかちょっと悔しい。
──それから、毎日。
家に帰れば胸キュンさせられ
学校でも胸キュンさせられ。
いつしか、朝田君のあの言葉を、すっか
り忘れていた自分が居た。
まあそれが光弥の狙いだったんだって気
付いたのはすごく後の事だったけど。
そんなある日。
ついに、今まで忘れていた、あの朝田君
の爆弾発言を思い出す日が訪れた。
それは、いつもとなんらかわりのない、
千夏とのお昼の時間。
購買で買った菓子パンを頬張っていた私
に、急に千夏があることを言い出した。
「そういえば、今回のテストの順位、も
う貼り出されたみたいだけど──知って
る?」


