【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済





ついに。


壁に衝突してしまった。



背中にひんやりとした感覚を感じた私は
、人生終了のお知らせが頭の中で流れる
のを聞いていた。



さあこれでもう、逃げ場はない。


まさに袋の鼠とはこう言うことだ。



ていうかこの状況……なんでか本当に危
険な気がする!



おろおろと戸惑っていると、光弥の長く
たくましい腕がスッと顔の横を掠めてい
き、ダンッという豪快な音と一緒に壁に
着いた。



そんな光弥の腕を横目に見ながら、冷や
汗が背中を伝った。



そんな私になんてお構いなしに、少し小
首を傾げた光弥が、私を射るように見つ
めてくる。



「……お前さ。さっきの朝田の言葉の意
味………分かってんの?」



さっきの、で思い当たるセリフは一つし
かない。



「わ、わかってるよ、勿論」