そしてそのまま、私に抱きつくようにも たれかかってきて──今に至る。 「なっ……ちょっ。朝田君!?朝田君、 大丈夫?……てゆか、おもっ…」 さすがに自分一人で、男子高校生一人の 体重は支えきれない。 よたよたと、頼りない足取りで、自分ま で倒れないように頑張りながら、どうに か朝田君を布団に寝かせた。 「ふぅ……汗かいちゃったよ、無駄に」 額に浮き出た汗を拭いながら、朝田君に 視線を落とす。