静かな室内に、そんなか弱い電子音が鳴 ったただけでも頭に響く俺は、相当重症 らしい。 俺は、脇の下から、体温計を取り出して 、数字を確認するために、自分の目の前 にかかげる。 ちょっと腕を上げるだけでも、こんなに ダルいんだ。相当な熱だろうな、とは思 っていたけど。 「38.6度って……」 逆に笑ってしまいたくなるような数字に 、思わず声を洩らしてしまった。 体温計をケースに戻してから、ごろっと 再び寝返りをうちつつ、学校の事を考え た。